京都市情報局

京都市山科区

おこしやす“やましな”協議会

〒607-8322
京都市山科区音羽西林1番地
山科グランドハイツ
TEL 075-501-1818

寺院・神社


岩屋寺(いわやじ)

 大石良雄山科閑居址、浅野内匠頭、大石良雄他47士の位牌、木像等拝観。

【住所】京都市山科区西野山桜ノ馬場町96

【休館日】無休

【開館時間】9:00~16:30

【入館料等】大人400円,中高生300円,小人200円(団体30名以上は1割引)

【駐車場情報】 自家用車7,8台分

 

岩屋神社(いわやじんじゃ)

岩屋神社

 音羽山西麓の旧郷社で岩屋明神とも。天忍穂耳命などを祭る。宇多天皇時代の創建といわれ、治承年間(1177-81)に焼失したが、1262年(弘長2)再建。本殿の奥山に陰陽1対の岩(磐座)があり陰岩に溜った水は霊水とされる。氏子域は山科ほぼ全区にわたる。

【住所】 京都市山科区大宅中小路町67

【休館日】 無休

【入館料等】 無料

【駐車場情報】 自家用車30台分 無料

大石神社(おおいしじんじゃ)

大石神社

ホームページ:http://www.ohishi-jinja.jp/

 1935年(昭和10)浪曲師吉田奈良丸の提唱に府市が賛同、赤穂義士大石内蔵助良雄を祀るため、大石の山科隠棲所近くに建立。本殿、神饌所、社務所のほか天野屋利兵衛を祀る義人社もある。建立:1935(昭和10)年宝物殿アリ→拝観料

【住所】 京都市山科区西野山桜ノ馬場町116

【休館日】無休

【開館時間】9:00~16:00

【入館料等】 無料

【駐車場情報】 バス2台分 無料 自家用車10台分 無料


折上稲荷神社(おりがみいなりじんじゃ)

 

折上稲荷神社

 和同4年(711年)西野山(後稲荷山)の三の峰に稲荷神が降りられた同じ時、この折上稲荷神社境内の稲荷塚(京都市史跡、6世紀)にも降りられ稲荷山の奥にあることから伏見稲荷の奥の宮と言われ,より強力なご利益があるといわれる。 江戸末期、孝明天皇が即位される時に側に仕える女官の多くが病に倒れ,即位が危ぶまれた。そこで当神社に祈祷が命じられ奇跡的に回復し事なきを得、後「折上稲荷様のご利益は折紙付き」と評判になった。孝明天皇は今後も元気で働いてくれるよう「長命箸」を奉納され、以来「働く女性の守り神」として日本の女性を世界的に広めた「モルガンお雪」など多くの女性に信仰され、女性の商売繁盛祈願として有名。

 現在、女性社長、起業家からOLまで、又女優や女芸能人がお忍びで参拝される。 6月第一日曜日は折上稲荷祭で神輿渡御があり、働く女性の守り神の由縁で、女性禁制の多い神輿に男性に混じって女性も担ぎ手として活躍する。 p>

【住所】 京都市山科区西野山中臣町25

【休館日】無休(参拝自由)

【社務所受付】9:00~17:00

【入館料等】無料

【駐車場情報】自家用車20台分 無料

 

花山稲荷神社(かさんいなりじんじゃ)

 社伝によれば、延喜3年(903)醍醐天皇の勅命により創建されたといわれ、祭神は、宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)、神大市比売大神(かむおおいちひめのおおかみ)、大土之御祖大神(おおつちのみおやのおおかみ)の三神である。 当社は、通称、花山稲荷(いなり)とも呼ばれ、拝殿の右側には、「稲荷塚」と呼ばれる古墳がある。この塚は、平安時代の後期に、三条小鍛冶宗近(さんじょうこかじむねちか)が、稲荷大神の神徳により、名刀「小狐丸(こぎつねまる)」を鍛えたところとも伝えられている。この故事に因み、毎年11月の第2日曜日に催される火焚祭(ひたきさい)は、「ふいご祭」とも呼ばれ、火焚串を独特の鞴(ふいご)の形に組む。なおこの祭の際、火中に投げ入れたみかんを食べたり、皮を煎じて飲めば、年中風邪をひかないといわれている。

 また、江戸時代には、当社近くに隠栖していた大石内蔵助(くらのすけ)(良雄(よしお))も当社を崇敬し、大願成就を祈願したといわれ、境内には、大石良雄献納の鳥居、断食石、血判石などが残っている。

【住所】 京都市山科区西野山欠ノ上町65

【駐車場情報】自家用車5~6台 無料

歓喜光寺(かんきこうじ)

歓喜光寺

 歓喜光寺は、六条道場「紫苔山河原院」と号して六条派の本山である。もとは府下八幡にあって善導寺と称し、一遍の肉親と言われる聖戒が創建。正安元年(1299年)に九条関白忠教の庇護を得て、京都六条河原の源融公邸跡に移り『六条道場 河原院 歓喜光寺』とした。また、付近にあった菅原道真の社を鎮守として菅公像を境内に安置する。その後、高辻烏丸・四条京極と移転したが明治の神仏分離によって、境内の社は独立し現在の錦天満宮となった。明治40年東山五条にあった法国寺と合併して自基をここに移した。

 なお本堂は「法国寺(府文化財)」のもので、豊臣秀頼の母・淀君の二世安楽の為に建立されたと伝えられる。

【住所】 京都市山科区大宅奥山田10

【休館日】不定休(電話で確認)

【開館時間】9:00~17:00

【駐車場情報】 10台分

 


勧修寺(かじゅうじ)

勧修寺

 亀甲山(きっこうざん)と号する真言宗山階派の大本山である。
 寺伝によれば、昌泰3年(900)醍醐天皇が、生母藤原胤子(いんし)の御願により創建したと伝え、寺号は、天皇の祖父に当る藤原高藤(たかふじ)の諡(し)号をとって勧修寺と名付けられた。
 本堂は、江戸時代に霊元天皇より仮内侍所を、書院と宸殿は、明正天皇より旧殿を賜って造られたといわれ、本堂内に千手観音像を祀る。
 庭園は、氷室池を中心とした池泉船遊式庭園で、夏には、池の水蓮が美しい花を咲かせる。

【住所】 京都市山科区勧修寺仁王堂27-6

【休館日】無休

【開館時間】9:00~16:00

【入館料等】大人400円 大学生400円 高校生400円 中学生200円 小人200円(すべて団体料金は2割引き) 

【駐車場情報】 バス5台分 無料 自家用車40台分 無料

 


元慶寺(がんけいじ)

元慶寺

 868年(貞観10)遍昭僧正の開創になる。天台宗。花山天皇は当寺で出家、花山法皇と称した。寺格も高く多くの寺領で栄えたが、応仁の乱で罹災した。いまの建物は安永年間(1772-81)の再建といわれ、花山法皇の宸影を安置。西国三十三カ所番外札所。本尊は薬師瑠璃光如来。貞観10年(868年)建立。毎月8日写経会を行っている。(9:00~16:00 随時1000円)

【住所】京都市山科区北花山河原町13

【休館日】無休

【開館時間】8:00~17:00

【入館料等】無料

【駐車場情報】自家用車2台分 無料

 

瑞光院(ずいこういん)

瑞光院

 紫雲山と号し、臨済宗大徳寺派に属する。慶長18年(1613)因幡(いなば)国(鳥取県)若桜城主山崎家盛が大徳寺琢甫和尚を開山に請じて一寺を建立したが、家盛の没後、その法号にちなんで瑞光院と称したのが起りである。もと堀川鞍馬口にあったが昭和37年11月、現在の地に移った。元禄初期には当院第3世陽甫和尚が播州(兵庫県)赤穂城主浅野内匠頭長矩(たくみのかみながのり)夫人瑤泉院と族縁に当るところから、浅野家の香華祈願所となった。

 元禄14年(1701)長矩が江戸城中で吉良上野介(きらこうずけのすけ)に刃傷に及び、即日切腹を命じられた。これによって赤穂浅野家は断絶、家臣達は離散し大石良雄は山科西野に隠棲した。この年の8月、大石は当院を訪れ境内に主君長矩の供養塔を建立した。その後、翌年の元禄15年12月14日に主君の仇を討ち、翌年の2月4日に討ち入りした46人の義士が切腹した。切腹2日前、当時院主の使僧が各人の髷をもらい受け,現在の遺髪塔に納め供養している。毎年12月14日義士討ち入りの日には、義士ゆかりの寺として参詣する人が多い。

【住所】京都市山科区安朱堂ノ後町19-2

【休館日】寺用の際は参拝謝絶

【開館時間】10:00~16:00

【入館料等】無料

隨心院(ずいしんいん)

随心院

 真言宗小野流の大本山で、正暦2年(991)弘法大師第8世の法孫仁海(にんがい)僧正の開基であって、もと牛皮山曼荼羅(ぎゅうひざんまんだら)寺といった。当院は真言宗小野流発祥の地であって、第5世増俊が塔頭に随心院を建立し、第7世親巌の時、後堀河天皇より門跡(もんぜき)の宣旨をうけ、以来、小野曼荼羅寺御殿随心院門跡と称した。その後、応仁の兵火で炎上したが、慶長4年(1599)九条家から入った第24世増孝が再興し、今日にいたっている。   

 本堂は再興当時のもので、本尊如意輪観世音菩薩像のほかに、阿弥陀如来像(重要文化財)及び快慶作の金剛さった像等を安置する。書院は徳川秀忠(ひでただ)夫人天真院尼の寄進である。   この附近は、小野小町の旧跡と伝え、境内には小町文塚、化粧の井戸があり、小町の艷書をはったという地蔵菩薩も安置されている。   なお、境内地は昭和41年6月21日文化財保護法による史跡に指定された。

【住所】 京都市山科区小野御霊町35

【休館日】無休(行事の際,拝観停止あり)

【開館時間】9:00~16:00

【入館料等】大人500円,中学生300円,小人無料

【駐車場情報】 無料

 


双林院(そうりんいん)

双林院

 本尊は、大聖歓喜天。1665年(寛文5)公海大僧正によって毘沙門堂とともに再建。聖天さんは、十一面観音と大日如来の化身の姿という。頭が象で、首から下は人間の姿。二体が向かい合って抱擁されていることから「男女合体神」「陰陽和合」を表わす。この像は厨子に納められ秘仏として拝まれており、直接お姿を見ることはできないが霊顕あらたな天尊である。本尊のほか70体近い歓喜天像を合祀している。ほかに、由緒めずらしい不動明王はお姿を拝むことができる。 

 建立:1665(寛文5)年 毘沙門堂門跡の山内寺院として建立春は桜、秋はもみじが見どころ。

【住所】京都市山科区安朱稲荷山町18-1

【休館日】無休

【開館時間】9:00~17:00

【入館料等】無料

【駐車場情報】自家用車5台分 無料

大乗寺(だいじょうじ)

大乗寺

 法華宗。縁起は古く300年以上前に遡るが、近年は檀信徒が殆どなく、廃寺の危機にあったところ、1993年現住職の着任以来、寺の復興が図られてきた。現在では、毎年秋になると、1300本以上の酔芙蓉が境内に咲き誇る。境内には日蓮の晩年の歌碑や百人一首「源宗干朝臣」「宗千の祖父第五十八代光孝天皇」の歌碑、京都市詩吟連盟の歌碑他ニ基の歌碑が立つなど、文学の寺としても親しまれている。平成15年の春近藤氏の寄贈になる酔芙蓉観音像が建立され多くの人々の参詣を得ている。

【住所】京都市山科区北花山大峰町38-1

【休館日】無休9:00~16:00

【駐車場情報】自家用車2台(なるべく徒歩で)

 

徳林庵 臨済宗南禅寺派(とくりんあん りんざいしゅうなんぜんじは)

徳林庵

 南禅寺第260世住職の雲英正怡禅師によって1550年に創建された、臨済宗南禅寺派、山号を柳谷山というお寺。

【住所】京都市山科区四ノ宮泉水町16

【休館日】無休(住職不在の場合あり)

【入館料等】無料

【駐車場情報】 境内に3台駐車可能

 

南殿旧跡光照寺(なんでんきゅうせきこうしょうじ)

 蓮如上人の隠居所として山科本願寺の東方に創設。侵入者を防ぐため,堀や土塁で囲まれていたが,山科本願寺とともに焼亡。現在は南殿跡が国の史跡に指定されている。

【住所】 京都市山科区音羽伊勢宿町34

【休館日】無休

【入館料等】無料

八幡宮(はちまんぐう)

 平安時代 文徳天皇の御代 この地を鎮護国家の霊場とすべく 社殿を創建し八幡様を勧請された。 延喜格式を編纂し延喜帝とも称される醍醐天皇が勧修寺建立に際し 身を清められたとされる井もつたえられ その庭園の借景である八幡宮の御山が亀の甲羅のように観えるところから山号を亀甲山と付けられたといわれている。故に神仏習合の時代は勧修寺の鎮守様でもあった。 

 御祭神に応神天皇・仲哀天皇・神功皇后を祀り 往古は王臣家の崇敬深く社祭には勅使の差遣があり 参詣者は盛んに五穀豊穣・平穏無事を御祈願されていた。 現在の八幡宮本殿は元禄8年の再建(京都市指定文化財)拝殿は山階宮家の寄進 拝殿前の大きな御神矢は総代会が奉納されたものである。

【住所】京都市山科区勧修寺御所内町94

【入館料等】無料

【駐車場情報】 自家用車10台分 無料

東本願寺山科別院(ひがしほんがんじやましなべついん)

東本願寺山科別院

 真宗大谷派。東本願寺の山科別院。1732年(享保17)、本山17世真如上人が当時東本願寺の境内にあった長福寺を、現在地に移築し創建した。本尊は阿弥陀如来立像。毎年3月24.25日に蓮如上人御正当法要と9月24.25日に親鸞聖人報恩講が厳修される。山科別院より南西へ徒歩3分、「真宗再興の祖」と仰がれる本願寺八世蓮如上人の御廟所がある。

【住所】京都市山科区竹鼻サイカシ町13-17

【休館日】無休

【開館時間】9:00~16:00

【入館料等】無料

【駐車場情報】 駐車場有

 


毘沙門堂(びしゃもんどう)

毘沙門堂

ホームページ:http://www.bishamon.or.jp/

 護法山出雲寺と号する天台宗の門跡(もんぜき)寺院である。
 大宝3年(703)創建と伝え、延暦年間(782~805)伝教大師(でんぎょうたいし)が下出雲路(しもいずもじ)で自ら作った毘沙門天を安置して下出雲路寺と名づけ、天台宗をひろめたので、世人はこれを毘沙門堂と呼んだ。中世以降、たびかさなる戦乱で荒廃し、天正年間(1573~91)に織田信長の兵乱で堂宇を全焼した。慶長16年(1611)に天海僧正が後陽成天皇の勅命によって再興をはかり、中途で天海が亡くなったため、その高弟公海が遺志を継いで寛文5年(1665)に再建され、以来、代々法親王が入室されて毘沙門堂門跡と称された。
 本堂には伝教大師作の毘沙門天を本尊としてまつっている。

【住所】京都市山科区安朱稲荷山町18

【休館日】無休

【開館時間】8;30~17:00

【入館料等】大人500円,高校生400円,中学生300円,小学生300円(15人以上の団体は1割引)

【駐車場情報】 自家用車20台分 無料 大型バス不可(マイクロバス可)

 


 

佛光院(ぶっこういん)

 当院は、昭和26年4月、かつて勧修寺の塔頭があったと伝えられる由緒ある地に、大石順教尼(じゅんきょうに)によって再興建立された寺院である。順教尼は、もと大阪堀江の名妓で妻吉といったが、明治38年6月、中川万次郎6人斬り事件のまきぞえをうけて17才の身で両腕をきり落された。この不幸のどん底から数々の苦難をのりこえ、求道(きゅうどう)者として出家得度(とくど)し犠牲者の追善とともに身体障害者の救済に生涯をささげた。

 両手のないままに口に筆をくわえて書画を描き、非凡な才能を示し日展に入選、また日本人としてはじめて世界身体障害者芸術家協会の会員にも選ばれた。ここ佛光院にあって、順教尼は全国身体障害者の心の母と慕われてきたが、昭和43年4月、奇しくも遭難したと同じ日の21日入寂(にゅうじゃく)した。享年81才。

何事も成せばなるてふ 言の葉を胸にきざみて 生きて来し我れ 順教尼

【住所】京都市山科区勧修寺仁王堂町16番地

【休館日】無休

【開館時間】9:00~16:30

【駐車場情報】勧修寺の駐車場利用(バス5台分 無料/自家用車40台分 無料)

法嚴寺(ほうごんじ)

法嚴寺

 本山修験宗。山号は牛尾山。音羽山の主峰、牛尾山の中腹に位置し、宝亀9年の創建と伝えられる。本尊は十一面千手観音。脇侍に不動明王、毘沙門天を配する。古くは主穂(うしお)山と称し、家の主が神々に初穂を供える山として信仰され、小野(山科区)の仁海僧正が母の追善供養のために牛皮曼陀羅を描き、その際の牛の尾を当山に埋めたという伝承もある。観音像の下に湧出する霊水は、金生水と呼ばれる。

 毎年4月と10月の17日に御開帳法会として御本尊が公開され、春は採燈大護摩供、秋は大般若経の転読が執行される。又、東山区の清水寺は地名の音羽山を山号とし、金生水の清水を寺号として東山の地に清水寺が建立されて以来、清水寺の奥の院として今日に至っている。ホームページ http://kyoto.hougonji.com

【住所】 京都市山科区音羽南谷町1

【休館日】無休

【開館時間】10月のみ13:00~14:30の間法要あり(拝観不可)

【入館料等】無料

【駐車場情報】 寺まで乗り入れ可(小型車のみ)

本願寺山科別院(ほんがんじやましなべついん)

本願寺山科別院

 浄土真宗本願寺派。本願寺中興の祖と仰がれる蓮如上人ゆかりの聖地が、この本願寺山科別院である。上人64歳の時、1478(文明10)年、近江・金森道西の願いにより、山科郷野村西中路に坊舎を建てられた。これが、山科本願寺の始まりである。中宗堂にご安置されている蓮如上人御木像は、上人54歳の御自作として、永くご本山に伝えられてきましたが、明治期に中宗堂を本山中宗堂代と定められ、これよりこの御木像は永く山科の地に安置されることとなった。

【住所】 京都市山科区東野狐藪町2番地

【開館時間】6:30~16:30

【駐車場情報】40台分 無料

 

山科神社 (やましなじんじゃ)

 日本武尊(やまとたけるのみこと)・稚武王(わかたけのみこと)を祀る。社伝によれば、寛平9年(897)宇多天皇の勅命により創建されたと伝え、以後、この地の豪族宮道(みやじ)氏の祖神として、また山科一ノ宮とも呼ばれてこの地の産土神として人々の崇敬を受けて栄えてきた。盛時には、社領を丹波、山城に持ち、社殿の規模も大きかったが、度々の兵火のため焼失し、現在は、三間社流造の本殿及び権殿、拝殿、神庫などが残っている。また、元禄14、5年(1701~02)赤穂浪士の大石良雄が山科の里に隠棲していたが、その時、当社奥の院岩屋神社に参篭して、大願成就を祈ったといわれている。例祭は、「山科祭」と呼ばれ、毎年10月第3日曜日に行われる。

【住所】京都市山科区西野山岩ヶ谷町

山科地蔵と徳林庵(やましなじぞうととくりんあん)

山科地蔵

 山科地蔵は小野篁(おののたかむら)公により852年に作られた六体の地蔵尊像のうちの一体で、初め伏見六地蔵の地にあった。後白河天皇は、都の守護、都往来の安全、庶民の利益結縁を願い、平清盛、西光法師に命じ、1157年、街道の出入口6箇所に一体ずつ分置された。以後、山科地蔵は東海道の守護佛となり、毎年8月22日、23日の六地蔵巡りが伝統行事となった。

 徳林庵は、仁明天皇第四之宮人康(しのみやさねやす)親王の末葉、南禅寺第260世雲英正怡(うんえいしょうい)禅師が1550年に開創した。境内には、人康親王、蝉丸供養等(室町時代)、茶所の4体石仏(鎌倉時代)、荷馬の井戸、飛脚の釜がある。

【住所】京都市山科区四ノ宮泉水町16

【休館日】無休(住職不在の場合あり)

【入館料等】無料

【駐車場情報】境内に3台は駐車可能

 

笠原寺(りゅうげんじ)

笠原寺

 真言宗智山派。ご本尊は厄除け弘法大師。大本山川崎大師平間寺京都別院として、故笠原政江尼が1979年(昭和54)7月21日に開山した。また、1983年(昭和58)弘法大師1150年御遠忌には、大本堂を落慶、その他にもヒノキ作りの奥の院(開山堂)、水子供養の玉洗院、四国88ヵ所お砂ふみ霊場、きもの塚などがある。開山主政江尼が女性に強く生きてもらいたい、とはじめた厄除け一日尼僧修行おは、38年で延べ8000人以上の方が参加された。法衣を身に着け一日心静かに修行体験を行う。(8000円、要予約)また、随時、写経や写仏、念珠作成などもできる。

【住所】京都市山科区大宅岩屋殿2

【休館日】無休

【連絡先】電話:075-572-9400、FAX:075-572-7800

【開館時間】9:00~16:00

【入館料等】無料

【駐車場情報】バス3台分 無料/自家用車40台分 無料



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